Monday 15 September 2014

口煩い隠居老人

メンバーになっているゴルフクラブに行った時のことだ。気軽にラウンドしようとメンバーの人達とスタートした。ところがその中の一人がやたらに口煩く、「リプレースの場所が違う」「カラーに足が掛かっている」「暫定球を打つ時は大きな声でね!」等々言う。コンペでもないのに、終わってみればとても不愉快な1日になってしまった。

その人は隠居老人でクラブに良く来ている人だった。ゴルフの腕前も90台前半で廻る上手い部類の人である。週に最低1度はプレーし、クラブが庭になっている。毎回の月例コンペにも出ているので、ルールにはやたらに詳しい。裁判官のようなジャッジが、往々にしてコンペの采配を左右することもある。結局、他のメンバーの手前我慢して聞き流したが、忸怩たる思いを残した。

ゴルフに限らず、所詮テニスなどのスポーツも下剋上だ。特に閉鎖的なクラブでは、放っておけば上手い人が下手な人より偉くなってしまう。典型的なのは昔の体育会だ。ただ最近の若い人は使い分けが旨く、スポーツの腕前には拘らない関係を築いている。その点、変らないのは年寄りだ。今日は敬老の日、65歳以上の人は既に4人に1人もいる。会社は定年になったが、場所を代えまだまだ昭和をやっている人が多い。

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