Monday 1 September 2014

盲導犬の事件

盲導犬が刺された記事があった。ナイフで抉ったような手口と、盲目と大人しいラブを襲う心理、犬を飼う者として絶対に許せない行為だ。

昔、我が家の犬も垣根越しに小学生に赤チンを塗られたことがある。悪戯だが、弱い者がより弱い者を攻撃する構図、それは大人社会と変わりないと思った。ただ所詮人なら誰でも弱さがある。ある処では強く出るが、場所を代えればぺこぺこする人は多い。誰でも人に言えないハンディーを背負って生きている、それが人間だ。
 
70年代だったか、精神病棟を描いた「カッコウの巣の上で(One Flew Over The Cuckoo's Nest)」という映画があった。見終わると、精神患者と正常な自分が殆ど差異がないのに気が付く。ひょっとして自分も患者なのだろうか?と錯覚してしまう。所詮弱者と強者なんてあってないものだ。だからこそ、その一線を超えたことに怒りを感じる。

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