Tuesday 5 June 2018

R・ケネディの命日

久々に、ル・ポアン誌の今日は何の日(C'est arrivé aujourd'hui)を見ると、50年前の6月5日は、ロバート・ケネディー(Robert Kennedy)が暗殺された日だという。それは兄のJFKが暗殺されてから5年後だった。彼を兄に準え、RFKと言っているようだ。そのRFKは当時司法長官で、民主党のキャンペ-ン中にLAで43歳の若さで亡くなった。

事件は兄のJFKに比べ話題性には欠けたが、不可解な点が残るという意味で同じだった。ル・ポアン誌は、CIAが暗殺に拘わったのでは?と述べていた。犯人は24歳のパレスチナ人だった。犯行は例によってRFKがイスラエルを訪問した後だったので、その動機が疑われたようだ。しかし本人が持っていた拳銃から発射された銃弾は8発、それに対し周囲には13発の弾痕があったという。しかもその銃弾の当たった扉は直後に回収されたという。

CIAが関わっていたという説は、その事件を追った映画監督のオー・サリバン(Shane O`Sallivan)だった。正にJFKのオリバーストーンみたいな人だったが、彼が近くに居た二人の男を特定した。男の職業はどちらもブローバという時計会社の職員だったが、CIAに関係していた。それから謎の水玉模様の服を着た女も出て来る。どれも今になっては特定できないで、それはJFKの時と同じであった。ただJFKのダラスの事故現場は、当時のまま保存されていて事件の究明がまだ続いている。あの有名なノールの丘に立つと、素人でも事件の真相が伝わって来る。その点、RFKのLA現場は既に再開発で残っていないという。昨日のような事件だが、別のアメリカを知る上でとても興味深い。

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