Tuesday 1 September 2015

夏の深大寺

田舎から東京に出てきた人に、「どこか週末いいところありませんか?」と聞かれた。改めて云われると迷ってしまう。「そうねえ、銀座とか浅草はどう?」と応えると、「人が多いでしょ!」とたじろいでしまった。静かで情緒があって、それでいて美味しいものがある・・・浮かんだのは深大寺だった。

そう云えば、20年ほど前に行って以来だ・・・そう思ってこの週末に訪れてみた。調布からバスで15分、久々だったが緑に囲まれ茶店、立派な仏閣は昔と変わらず雰囲気があった。そして何といっても有名な蕎麦である。

湧水が注ぎ込む池の近くの蕎麦屋に入った。岐阜の冷酒「うえだ酒」を頼み、もりを待つ。8月終わりというのに肌寒く、まるで避暑地に来ているようだ。灯台下暗しとはこのことだった。高尾山もそうだが、東京はまだまだいい処が沢山残っている。

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