TVを点けると転職サイトのCMが目立つ。今は売り手市場だから、高い賃金も求めて簡単に会社を変わる若者が多いせいだろうか?「石の上にも3年」はもう死語だろうが、ただ世の中はそんなに甘くない。
ベンチャーやITなどの新興企業なら未だしも、大手企業はまだまだ終身雇用である。うっかりそんな処に入ると、他人の飯の味を知る事になる。
個人的な体験だが、最初の1年目はお客さん扱いされる。異業種から来た珍しさや、未知の可能性に寄せる期待感から兎角チヤホヤされる。
2年目になると少し落ち着いて来くる。毎日仕事をして食事を取る内に、仲間として受け入れられた気分になってくる。社内誌にも登場し時の人になる。
処が3年目になると様子が変わってくる。生え抜きから見ると、途中入社組は自身の昇進やポスト争いの妨げになる。自分達は入社以来コツコツ此処までやってきたのに、所詮は「傭兵」「お助けマン」ではないかと。
そこからは時間の問題である。相手は多勢に無勢だから、そんな環境では仕事にもならない。その内居心地も悪くなってくる。
処がそれを見ている人もいる。他社の人や仕事で知り合った関係者である。そんな人から思いもかけない電話がある。「XXの募集があるけどどう?」とか、「貴兄の事をAさんが心配して会いたがっていたよ!」とか、正に「捨てる神あれば拾う神あり」である。
そして何とか次が決まると、前の会社の人、特に若い人が寄ってくる。次への道を切り開いた希望の星なのだろうか、それは不思議なご縁である。
そんな事で今まで何とか仕事には困らなかったが、転職は天職でない。そんなハラハラする人生より、出来れば一つの会社で勤め上げるのが理想だったけど・・・。
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