Friday 18 May 2018

第二のサリー

注目されている米朝会談、やはり北が揺すりを掛けて来た。それを察してか、韓国の文大統領が仲介を名乗り出た。果たしてこれからどういった展開になるのだろうか?思い出すのは終戦末期の日本政府だ。アメリカとの休戦仲介を、寄りによってソ連に頼んだ。今から考えると愚の骨頂だが、足元を見られてか不可侵条約まで破棄されてしまった。

仲介者が何たるか、その本質を知っているのはやはりマフィアであろう。その映画「ゴッドファーザー」では教訓を如実に語っている。それは初代のゴッドファーザーの葬式の時に、慰問客が次々と訪れる件である。中には五大ファミリーのボスもいる。これから勢力図が変わろうとしていた矢先、マイケルの腹心サリー(Sally)が仲介に乗り出す。敵対する首領と「俺の島で会合をもったらどうか?」とマイケルに持ち掛ける。マイケルはその時は聞き流し、「子供の洗礼が終わってから」と意味深な言葉を残す。案の定、その洗礼に合わせて政敵を一斉に抹殺し、そして最後はサリーを葬るのであった。

今まで強かった人が弱くなると、それに付け込む人は多い。それはとても動物的なのかも知れない。方や義理や仁義もある。流石そんな事は承知しているから、トランプ大統領も韓国に頼る事はないだろう。特に第二のサリーには・・・。

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