Saturday 12 May 2018

シンガポールの米朝会談

米朝会談が、来月にシンガポールで行われるという。北朝鮮の金正恩氏は、ロシア製の旧型機で現地入りするらしいが、機体の整理は大丈夫なのだろうか?。予てから斬首作戦もまだ生きているから、その機会を利用した事故死はないのだろうか?ひょっとして中国が保護している青年を立てて、臨時政府を作ることはないのだろうか?CIAならやり兼ねないから、ついついそんな不吉な事を想像してしまう。

そのシンガポールは、どうして選ばれたのだろう?中立の国とか新聞には書いてあったが、所詮は経済だけで生きていている国である。国際政治とは昔から距離を置いて来た。そもそも国民の多くは中国人で、度重なる動乱から逃げて来た人達である。だから中国とも一線を画し、その歴史をして他人を容易に信じない国民性になっている。信じるのは唯一おカネだけである。そして未だに身の安全には人一倍気を使っている。例えばチャンギ空港からオーチャード市街に至る高速道路は、中央分離帯の花壇を取り除けば避難用の滑走路に変身出来る。教育熱心で子供を英米の大学に留学させるが、それはいつでも逃げ出せる移住先を確保するのが目的である。

そんなギスギスした国だから、とても私は好きになれない。一見緑は多いが人工的だ。オーチャード通りの店構えの多くは世界のチェーン店だから風情もない。嘗ては一階が飯屋で二階が住居だったホーカーだったが、多額の立ち退き料を貰い、今では殆ど姿を消している。一年中クーラーをかけたビルの生活は健康に良くない。ただ島国だから治安はいいし、ホテルから出なければ安全は確保される。そんな処が選ばれた理由なのだろうか、ショーが終わってみないと分からない。

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